猫の慢性腎臓病(まんせい じんぞうびょう)
腎臓の機能がだんだん悪くなっていく病気です。
腎臓ってどんなはたらきをしているの?
- おしっこをつくる臓器で、通常は左右に1 個ずつ、合計2 個あります。
- 体の中に不要になったものや毒になるものがたまらないように、おしっことして体外に出すはたらきをしています。
慢性腎臓病になりやすいネコちゃん
- 老齢のネコちゃん(7 ~ 8 歳以上のネコちゃんは気をつける必要があります)。
※これはあくまで傾向です。条件にあてはまらないネコちゃんがかかることもあります。
慢性腎臓病の原因
- 多くの原因があると考えられており、特定することはできません。
- 年をとるとともに腎臓の機能が衰えることも関係しています。
症状
- 慢性腎臓病は段階的に進行していく病気です。
- 初期は症状がありません。血液検査でもわかりません。
- 中期には、おしっこの量が多い、おしっこの色が薄い、水を飲む量が多いなどの症状が現れます。
- 末期になると、やせる、毛がバサバサしている、食欲があまりない、嘔吐、下痢、口がくさいなどのさまざまな症状が現れます。