犬の子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)

子宮に膿がたまる病気です。不妊手術をしていない雌のワンちゃんだけに起こります。


子宮蓄膿症の原因



  • 原因はまだはっきりわかっていませんが、体内の性ホルモンなどの
    バランスがくずれることが大きく関係していると考えられています。

  • その状態のときに、子宮内に細菌が入りこむと、感染を起こして膿が
    たまると考えられています。

犬の子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)-1

子宮蓄膿症を起こしやすいワンちゃん



  • 不妊手術をしていない、妊娠や出産の経験がない中高齢のワンちゃん。
    (不妊手術で卵巣を取り除いていればかかりません)
    ※これらはあくまで傾向です。上記の条件にあてはまらないワンちゃんがかかることもあります。


 

症状



  • 食欲があまりない、水をたくさん飲んで尿をたくさん出す、嘔吐 、おなか
    がふくれている、おしりから黄色~あずき色の白っぽい膿が出る、など。

  • 発見が遅れると死亡することがあります。

  • 急性の場合には1 ~ 2 週間でかなり具合が悪くなります。

  • 一方、おしりから膿が出ている場合には1 ~数カ月かかってだんだん具合
    が悪くなっていきます。